エッセンシャル・TOTO

レガシーが誇る「エッセンシャル」シリーズ。プログレッシヴ・アメリカン・ロックを代表するグループ、TOTO。ボズ・スキャグス「シルク・ディグリーズ」のセッションをベースに結成され、ジェフとスティーヴのポーカロ兄弟、デヴィッド・ペイチ、デヴィッド・ハンゲイト、ボビー・キンボール、スティーヴ・ルカサーと言う6人で活動を開始。演奏技術ばかりでなく優れた曲作りにより'82年作「TOTO IV～聖なる剣～」は、グラミー賞7部門受賞という快挙を成し遂げるが、以降、オリジナル・メンバーの脱退が相次ぎ、ヴォーカリストも頻繁に交替、'92年にはグループの要であり、数々のセッションで活躍してきたジェフ・ポーカロが死亡。90年代以降はかつて程の華々しさはなくなったが、現在も活動を続けるスーパー・バンド。TOTOには、ロックのダイナミズムの中で多彩な音楽を吸収しながら現代的に処理していく上手さがあり、卓越した力量から完成度の高い作品を数多く作り上げてきた。このベストは、そうした素晴らしさを凝縮した内容となっている。デジタルリマスター。解説・歌詞・対訳付き。