シャドウズ・オヴ・ザ・ダイング・サン

フィンランドの東部、ロシアとの国境付近に位置する「ヨーロッパの森の首都」ヨエンスー出身のメランコリー・メタル・バンド「インソムニウム」の、前作「One For Sorrow」以来3年ぶりとなる最新スタジオ・アルバム。凍てついた大地を思わせる、沈み込むように暗く、深く、かつメランコリックなサウンドが持ち味で、北欧民謡のメロディを取り入れた絶望系エクストリーム・メタルを実践。シンセ、アコースティック・ギターの導入やデス・ヴォイスとクリーン・ヴォイスの対比などによって鮮やかなドラマティック性を生み出し、暴虐性と先進性が溶け合った独自の世界観を描いている。昨年9月に公開された先行楽曲「Ephemeral」の充実ぶりが示す通り、フィンランドのバンドらしいドラマティシズムを究極まで高めた超強力作。

ボーナス・トラック追加収録(予定)