オートノミ―

80年代後半より活動を続けるスウェーデン出身のバッド・ハビットの、『アトモスフィア』(2011年)以来10年ぶりのリリースとなる新作。ヨーロッパ、イングヴェイ・マルムスティーン、TNT等が礎を築いた北欧メタルの次世代として88年にEP『YOUNG & INNOCENT』(日本未発売)でデビュー。煌びやかで爽快、かつ親しみやすいメロディを軸にしたサウンドで、名作『アダルト・オリエンテーション』(1998年)を筆頭に現在まで日本でも高い知名度と安定した人気を誇る。本作はここ数年単発でリリースしていたシングル曲と新曲で構成されたスタジオ・テイク7曲にライヴ・テイクを3曲を追加した企画盤。先にシングルとして発表された「ラヴ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ」、「リーチ・フォー・ユー」、「バック・トゥ・ライフ」等を聴けばわかるように、スタジオ・テイクとして収録された楽曲は、どれも往年のファンが喜ぶバッド・ハビットの北欧らしいメロディが詰め込まれたもの。