FOR THE LIGHT UNSEEN

MASHEEN MESSIAHのメンバーはそれぞれが様々なアーティストと交流しており、サポートを含め多くのライヴや作品に関与している音楽集団です。高度な演奏技術を持つメンバーが集結している事もあり、様々なセッションへの参加要請も多く、限られた時間の中でアルバムを制作してきました。最高の作品とする為に高いハードルを掲げていた事もあり、このデビュー・アルバムは「遂に」という言葉通りファンが永く待ち望んでいたものです。海外を想定し全曲英詞、歌詞への拘りも含め一切の手抜きなしの素晴らしいものとなりました。ゲストとしてptfの高島氏がエレクトリック・ヴァイオリンで参加。アートワークも含めコンセプチュアルな作品ですが決して難解なものではなく、楽曲のメロディを大切にした歌心溢れるものとなっています。ドラマチックな美しさとダイナミックな展開もあり、音絵巻として楽しめる作品です。分厚いキーボード群と手数の多いドラムの間を泣きのギターと歌メロを支える動きのあるベースラインが縦横無尽に駆け巡り、メンバー全員がボーカルを取れるという強みを活かした多彩なコーラスワークがバンド最大の特徴と言えるかもしれません。13分を越える大作を含む全7曲収録。