すべてが歌になっていった

2年半ぶりのオリジナルアルバム。歌手生活45周年を迎えた森山良子が今、新曲、洋楽・邦楽のカバーを問わず、歌いたい、伝えたいと強く思う歌をレコーディングした入魂の作品集。45周年記念シングル「6つの来し方行く末」をはじめ、鈴木慶一のプロデュース参加により森山良子の新たな魅力を引き出すと共に、ムーンライダース他の個性豊かな素晴らしいバック演奏を中心に、ピアノやギターのみのシンプルなサウンドによるトラックも含む、味わい深く、バラエティに富んだアルバム。鈴木慶一とのコラボによる新曲の数々に加え、中学生の時から歌っていたという「Seven Lonely Days」やデビュー当時のフォーク仲間のヒット曲「おはなし」、前回のツアーでも好評を博した「愛の讃歌」、7月公開の映画「コクリコ坂から」の主題歌に起用された楽曲で、オリジナル・シンガーの森山良子としては35年ぶりの再レコーディングとなる「さよならの夏」等、興味深い作品が並ぶ。