商品説明
残業代不払い、最低賃金以下、突然の解雇、安全基準以下、社会保険未加入、団交拒否…どれも違法行為だ。これを「違法」にしないウルトラCがある。「労使関係はない」「これは労働ではない」として、最初から労働関係の法律を適用しないことにしてしまうのだ。本書では、「適用されない労働法規」という観点から、実効ある「働くルール」のあり方を考える。
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収録内容
1 | 第1部 守られない働き方(「生きがい就労」には雇用のルールはなじまないのか-シルバー人材センターの問題点 |
2 | 福祉的就労に従事する障害者は労働者ではない?-障害者の就労と労働者保護 |
3 | 医師「聖職者」論がまかり通る病院-勤務医、研修医、大学院生の労働問題 |
4 | 違法な天引きや労災時の使用者責任はどこに?-新聞奨学生の労働問題 ほか) |
5 | 第2部 労働法抜本改正、実効性のある「働くルール」の確立に向けて(労働法を無視する雇用慣行の広がり |
6 | 労働者保護をめぐる国と使用者の責任 |
7 | 労働法の規制緩和と脱法形態の蔓延 |
8 | 個人請負労働者保護をめぐる課題) |
9 | 巻末資料 ILO「雇用関係に関する勧告(第一九八号)」より |