注目すべき一冊 4 ベタとシュールをうまく配合していると思う。私はこの男のブログも知っているが、この本がどのような葛藤で書かれたかがよく分かる。シュールを一回通ってからのベタ。逆もまたしかり。はっきり言って小説かと問われればそれは定かではないが、間違いなく「おもしろい」のである。誰が読んでも必ずどこかしらで笑ってしまうバランス。また、何かが巧いなと思わせる世界観はきっと彼の優しさからきてるのではないか。期待もこめて4にさせてもらう。