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商品説明
異論を排除して開発を推進する産官学の癒着体制、ハイリスク・テクノロジーでありながら、その対応を怠ってきた当事者や規制当局、つぎつぎに起きる事故・故障、そして機会さえあればそれらを隠してしまう隠蔽体質、日本の原子力界はこうしたことを反省することなく、ひたすら「福島への道」を急ぎつつあった。日本が同じ過ちを繰り返さないための、必読の書。
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収録内容
1 | 第1章 ハイリスク=テクノロジーとしての原子力発電(茨城県東海村核燃料製造施設ジェー・シー・オー(JCO)臨界事故の恐怖 |
2 | なぜ日本の原発は増えるのか ほか) |
3 | 第2章 原発を点検する(原発の安全性は |
4 | 欠陥と老朽化が目立つ初期原発-東京電力福島第一原子力発電所 ほか) |
5 | 第3章 動燃事故で崩壊した日本の核燃料サイクル政策(再処理工場=「放射能化学工場」の困難さ |
6 | プルトニウムは天与の資源か邪魔者か ほか) |
7 | 第4章 非民主的体質を生んだ原子力開発史(原子力導入のいきさつ |
8 | 激しい論争と拡大路線 ほか) |