本/雑誌
ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く 下 / 原タイトル:THE SHOCK DOCTRINE
ナオミ・クライン 幾島幸子 村上由見子
2750円
ポイント | 1% (27p) |
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発売日 | 2011/09/11 発売 |
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商品説明
ショック・ドクトリンは、一九七〇年代チリの軍事クーデター後の独裁政権のもとで押し付けられた「改革」をモデルとし、その後、ポーランド、ソ連崩壊後のロシア、アパルトヘイト政策廃止後の南アフリカ、さらには最近のイラク戦争や、アジアの津波災害、ハリケーン・カトリーナなど、暴力的な衝撃で世の中を変えた事件とその後の「復興」や、(IMFや世界銀行が介入する)「構造調整」という名の暴力的改変に共通している。二〇〇四年のイラク取材を契機に、四年をかけた努力が結実した本書は、発売後すぐ、絶賛する反響が世界的に広がり、ベストセラーとなった。日本は、大震災後の「復興」という名の「日本版ショック・ドクトリン」に見舞われてはいないだろうか。3・11以後の日本を考えるためにも必読の書である。
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収録内容
1 | 第4部 ロスト・イン・トランジション-移行期の混乱に乗じて(資本主義への猛進-ロシア問題と粗暴なる市場の幕開け |
2 | 拱手傍観-アジア略奪と「第二のベルリンの壁崩壊」) |
3 | 第5部 ショックの時代-惨事便乗型資本主義複合体の台頭(米国内版ショック療法-バブル景気に沸くセキュリティー産業 |
4 | コーポラティズム国家-一体化する官と民) |
5 | 第6部 暴力への回帰-イラクへのショック攻撃(イラク抹消-中東の"モデル国家"建設を目論んで |
6 | 因果応報-資本主義が引き起こしたイラクの惨状 |
7 | 吹き飛んだ楽観論-焦土作戦への変貌) |
8 | 第7部 増殖するグリーンゾーン-バッファーゾーンと防御壁(一掃された海辺-アジアを襲った「第二の津波」 |
9 | 災害アパルトヘイト-グリーンゾーンとレッドゾーンに分断された社会 |
10 | 二の次にされる和平-警告としてのイスラエル) |
11 | ショックからの覚醒-民衆の手による復興へ |