商品説明
バウムテストは、使い方によっては単なる心理テストを超えて、治療関係の醸成を促進し、新たなコミュニケーションの回路を開き、治療実践そのものを深めてくれるという側面がある。本書では主に、そのような、治療的媒体としてのバウムテストに焦点を当てた。治療的実践論を皮切りに、研究における問題点からバウムテストの実際、さらには新たな展開の可能性をも視野に入れ、幅広い観点から論じている。
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収録内容
1 | 第1部 バウムテストのエッセンス(バウムの治療実践論 |
2 | バウムテストの根っこを探る-秘密は木の根に隠されている |
3 | バウムテスト研究の可能性) |
4 | 第2部 バウムテストの実践(面接前に描かれるバウムテストの意味 |
5 | 手足のしびれを訴える女子大学生との面接過程-「私」ならざる「私」との出会い |
6 | クリニックにおける心理療法とバウムテスト-不登校中学2年女子生徒の心理療法過程から |
7 | 終末期がん患者のバウム |
8 | 家庭裁判所において出会うバウム |
9 | 子どもの精神医学的診察におけるバウムテストのこころみ |
10 | 不登校児の母親面接の中で描かれたバウムの変化) |
11 | 第3部 バウムテストの展開(急性期病棟におけるバウムというコミュニケーション |
12 | 動作訓練の経過とともにみるバウム画 |
13 | クライエントの元型的状況を知る手立てとしての「想像の木」法 |
14 | バウムテストと洞窟壁画) |