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商品説明
本書で扱うミクロ経済学のモデルは基本的にワルラスにより創始されアローやドブリューによって現代的方法で表現されるようになった一般均衡モデルである。一般均衡分析の観点から部分均衡の基礎についても考察するが、この分野の多くの問題、特に不完全競争の諸問題はゲーム理論による分析が進展しているので扱わない。したがって独占には言及するが、競争市場の一般均衡分析が本書の中心的主題となる。学部上級から大学院前期博士課程の学生を読者対象にする本書は、ミクロ経済学の多くの問題を紹介するのではなく、限られた内容を相互に整合的な仕方で整理し明確に表現して論理的内容と同時に的確な経済的意味を理解するとともに、様々な主張を正確な論理を用いて証明する能力を養うことが狙いである。
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収録内容
1 | 第1章 ミクロ経済学のモデル |
2 | 第2章 生産者 |
3 | 第3章 消費者 |
4 | 第4章 競争市場 |
5 | 第5章 公共財 |
6 | 第6章 部分均衡分析の基礎 |
7 | 第7章 将来財と不確実性 |
8 | 付録A 数学付録 |