本/雑誌
人権を創造する / 原タイトル:INVENTING HUMAN RIGHTS
リン・ハント/〔著〕 松浦義弘/訳
3740円
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発売日 | 2011/10/28 発売 |
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商品説明
1776年のアメリカ独立宣言と、1789年のフランス人権宣言-人間は生まれながらにして等しく権利を有するという思想が、18世紀に生まれたのはなぜだったのか。『新エロイーズ』『パミラ』『クラリッサ』をはじめとする書簡体小説の流行。カラス事件にたいするヴォルテールらの反応と、ベッカリーア『犯罪と刑罰』の受容。「自然権」をめぐるルソー、ビュルラマキ、ベンサム、バーク、ペイン、ウルストンクラフトらの応酬。そしてアダム・スミスの『道徳感情論』…。膨大なテクスト読解から浮かび上がるのは、当時の人びとの心と身体に起きていた、巨大な変化であった。政治文化やジェンダーの視点からフランス革命研究を刷新してきた歴史家が、西洋近代における人権思想の社会文化史を描く。
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収録内容
1 | 序章-「われわれはこれらの真理を自明なものと考える」 |
2 | 第1章 「感情の噴出」-小説を読むことと平等を想像すること |
3 | 第2章 「彼らは同族なのだ」-拷問を廃止する |
4 | 第3章 「彼らは偉大な手本をしめした」-権利を宣言する |
5 | 第4章 「それはきりがありません」-人権宣言の結果 |
6 | 第5章 「人間性という柔らかい力」-なぜ人権は失敗したが、長い目で見れば成功したのか |
7 | 付録 三つの宣言-一七七六年、一七八九年、一九四八年 |