本/雑誌
飢える大陸アフリカ 先進国の余剰がうみだす飢餓という名の人災 / 原タイトル:ENOUGH-Why The World's Poorest Starve in an Age of Plenty
ロジャー・サロー/著 スコット・キルマン/著 岩永勝/監訳
3520円
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発売日 | 2011/10/06 発売 |
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商品説明
一九八四年、エチオピアではおよそ一二〇〇万人が飢えに苦しみ、多くの人が命を落とした。その二〇年後、同じエチオピアで前回を上回る規模の飢餓が起きた-。世界は、とくに先進諸国は、飢餓という最も根源的な苦しみをなくすその術を知ってはいたが、実行しなかったのだ。アフリカで慢性的に起きている飢餓の多くは、機能不全におちいった人類文明がひきおこした"人災"なのだ。「ウォールストリート・ジャーナル」紙の記者である著者が、豊富な現場取材を通して、新しいコンセプトで援助を始めたビル・ゲイツやU2のボノの活動を報告するとともに、「飽食の空白域」といわれる飢餓が、国際社会の不均衡なパワーバランスと、先進国の無知と怠慢と都合によって、いかに引き起こされているかを鮮明に描き出す。
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収録内容
1 | 序文 うわべだけの後悔-エチオピア ハイランド地方ボリチャ、二〇〇三年 |
2 | 第1部 革命は終わっていない(変化のきざし-メキシコ、一九四四年 |
3 | 寄せては返す波-ノルウェー オスロ、一九七〇年 |
4 | アフリカへ-エチオピア北部、一九八四年 |
5 | 不公平な補助金-マリ ファナ、二〇〇二年 ほか) |
6 | 第2部 もう、たくさんだ!(激怒するしかない |
7 | 「何かできるはずだ」-ダブリンとシアトル |
8 | 食物とともに服用すること-ケニア モソリオト |
9 | 二歩進んで、二歩下がる-世界各地 ほか) |