商品説明
判例を学ぶ意義は、第1に、各裁判例を判例として分析し、そこから判例理論を抽出することにあり、第2に、各裁判例を事例として検討し、適切な解決を探求することにある。本書は、刑法の最重要判例を取り上げ、その意義・射程を明らかにしながら、事案の適正な解決を探るものである。
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収録内容
1 | 相当因果関係-高速道路進入事件 |
2 | 不作為犯-シャクティパット事件 |
3 | 被害者の同意-保険金詐取目的の同意傷害 |
4 | 正当防衛-自招侵害 |
5 | 量的過剰防衛-灰皿投げつけ事件 |
6 | 誤想過剰防衛-勘違い騎士道事件 |
7 | 抽象的事実の錯誤-薬物所持事件 |
8 | 違法性の錯誤-百円紙幣模造サービス券作成事件 |
9 | 過失犯-薬害エイズ・厚生省ルート事件 |
10 | 原因において自由な行為-限定責任能力に陥った場合 |
11 | 実行の着手と早すぎた構成要件の実現-クロロホルム事件 |
12 | 不能犯だ都市ガス心中事件 |
13 | 中止犯-中止行為および任意性 |
14 | 正犯と共犯-母子強盗事件 |
15 | 共謀共同正犯-スワット事件 |
16 | 承継的共犯-暴行・恐喝への途中関与 |
17 | 共犯からの離脱-おれ帰る事件 |
18 | 不作為による共犯-せっかん死事件 |