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商品説明
産業医とは企業の従業員の健康管理を行なう医師のことだが、公共交通を運営し、乗客の命を預かる鉄道会社では一般企業でいう産業医のことを特別に「鉄道医」と呼んでいる。重大な事故を防ぐための、運転士をはじめとする従業員の健康管理には、一般企業の産業医とは違った独自の視点と手法が必要なのだ。本書は、JR東日本で「鉄道医」として従事した経験をもとに、安全を脅かすヒューマン・リスク・ファクターについて考える。
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収録内容
1 | 第1章 鉄道員と「鉄道医」(産業医とはどんなお医者さん? |
2 | 産業医と鉄道医 |
3 | 国民病「結核」との闘い |
4 | 鉄道医の日常) |
5 | 第2章 鉄道医への道のり(医師への動機 |
6 | 小児科医として |
7 | 鉄道医への転進) |
8 | 第3章 今後の交通医学の課題(大麻・麻薬等の汚染 |
9 | 医学の進歩と職業運転士 |
10 | 交通システムの進歩と医学適性 |
11 | 駅構内での衛生管理 |
12 | 高速鉄道と感染症対策 |
13 | 過去にさかのぼっての問題) |
14 | 余章 閑話休題(日本の将来 |
15 | 想像力 |
16 | チップ制度の功罪) |