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商品説明
本書の特徴は、治療関係と心理療法の統合にある。第4章では、感情的(体験的)技法を取り上げることによって、認知療法の技法の幅を拡大し、心理療法の統合に向けた試みがなされている。第5章には、認知療法では論じられることの少ない治療関係が詳述されている。第7章において、現代心理療法の系譜がわかりやすく展望されている。これらの潮流の一方で、統合・折衷的心理療法が、理論統合アプローチ、技法折衷アプローチ、共通要因アプローチ、同化的統合アプローチに分類され、議論は統合的方法としての認知療法に至る。精神分析療法、行動療法、クライエント中心療法などとの関係に続いて、認知療法の統合性が複数の視点から主張される。
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収録内容
1 | 第1章 認知療法の考え方-成立と理論 |
2 | 第2章 セッションの進め方-認知療法セッションを構造化する |
3 | 第3章 認知アセスメント |
4 | 第4章 認知療法の介入技法 |
5 | 第5章 認知療法における治療関係 |
6 | 第6章 認知療法を実践的に使う-症例を通して |
7 | 第7章 心理療法の中の認知療法-統合的方法としての認知療法 |