商品説明
著者は、二〇一〇年に父親を亡くした。精神科医として知識としては知っていても、その前後で数々の精神的重圧が著者を襲ったという。そうした自身の体験を踏まえ、愛する人・親しい人の死を迎えるための心の準備や悲しみの乗り越え方、いうなれば「看取りの作法」について、医師としての知見も交えながら語る。
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収録内容
1 | 第1章 よい「看取り」とは何か("よい最期"はどこにある? |
2 | 私の「看取り」体験 ほか) |
3 | 第2章 介護や看取りで不足するもの-時間・人手・お金(時間の問題-介護のために休めない |
4 | 人手不足の問題-いちばんの敵は自分の感情 ほか) |
5 | 第3章 看取りと心の問題-「介護うつ」と「罪悪感」との戦い(増える「介護うつ」 |
6 | 昔にさかのぼって後悔してしまう人たち ほか) |
7 | 第4章 看取りで後悔している人たちへ(看取りを終えた人にどう声をかけるべきか |
8 | 母親の死は自分の責任だと言う娘 ほか) |
9 | 第5章 悲しみへの対処法(他人の喪失から学ぶ |
10 | 死別の悲しみから立ち直るためのプロセス ほか) |