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商品説明
隋から唐初にかけて活躍し、中国仏教における中観・空思想を一つの究極に導いたとされる吉蔵。現存するかれの著作の精査を通して、その思想の枠組から展開の過程、到達点までを浮き彫りにし、さらに、先行する古訳以来の仏教理解、類似する中国固有思想、同時代の仏教者の見解との比較・考察により、かれの思想の源流と、その普遍性・独自性を多角的に探究した、稀にみる知的冒険の書。
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収録内容
1 | 序章 本研究の目的 |
2 | 第1章 吉蔵の伝記と著作 |
3 | 第2章 吉蔵思想の枠組-『大乗玄論』の検討を通して |
4 | 第3章 吉蔵思想の展開 |
5 | 第4章 吉蔵思想の基底 |
6 | 第5章 吉蔵思想の位置 |
7 | 終章 吉蔵における「空」 |