隠者の小道
倉石清志/著
倉石清志/著
著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
西暦289年のローマ帝国。威光の陰りが顕著になった時代。人は老いてその活力が失われるように、ローマの大懐と力能は今や灰燼に帰そうとしていた。われわれの生きた世紀は終焉へと流転する。イタリア半島の巨神山。偶然と必然の記憶。"隠者の小道"それは巨神山に通じる岩山の山道。山頂に住まう一人の隠者。その名はフロンティヌス・アルカディウス。秩序がおりなす邂逅。彼のもと、縁ありて訪ね人きたる。"対話"による契機。神々の天空に近き山嶺における哲学の語らい。ときとして一致し、ときとして対峙する。さあ、探究の道へ。
関連記事
収録内容
1 | 序章 隠者 |
2 | 第1章 幸福 |
3 | 第2章 怨恨 |
4 | 第3章 創作 |
5 | 第4章 邂逅 |
6 | 第5章 対照 |
7 | 第6章 浄化 |
8 | 終章 探究 |
9 | 付録 |