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肖像画の時代 中世形成期における絵画の思想的深層

伊藤大輔/著

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発売日 2011/12/03 発売
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仕様

商品番号NEOBK-1054516
JAN/ISBN 9784815806828
メディア 本/雑誌
販売名古屋大学出版会
ページ数 424

商品説明

変革期に、絵画は何を語り出そうとしたのか。院政期に雰囲気を一変させる絵巻物との連続性から、似絵や「明恵上人樹上坐禅像」など鎌倉時代の肖像画を捉えることで、その深層に形成された思想の言葉の次元を明るみに出す力作。

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    収録内容

    1 鎌倉時代肖像画研究序説
    2 絵巻物から肖像画へ-変革期の日本美術
    3 第1部 絵巻物に見る転換の諸相-院政期美術の背景(神仙山水としての「信貴山縁起絵巻」
    4 絵画との対面の感覚-「信貴山縁起絵巻・延喜加持巻」剣の護法の場について
    5 国家の神話としての「伴大納言絵巻」)
    6 第2部 似絵考-徳治理念の表象としての肖像(似絵以前の平安貴族の肖像観-呪詛論をこえて
    7 生身性と肖似性-肖像表現の基礎概念と院政期の肖像表現
    8 似絵と尚歯会図-似絵の起源
    9 「似絵詞」に見る似絵-源流・名付け・概念
    10 似絵の時期区分-「似絵詞」を中心に
    11 初期似絵から中期似絵へ-「中殿御会図」について
    12 後期の似絵-「天皇摂関御影」について
    13 東アジア肖像画の標準-「元人名賢四像図巻」について)
    14 第3部 「明恵上人樹上坐禅像」考-華厳思想の表象としての肖像(造形の特徴と宋画の摂取(構図法を中心に
    15 空間の組み立て・彩色・筆線などを中心に)
    16 東アジア的な図像の伝統-主題を巡る考察(1)
    17 華厳の思想的実践としての肖像画-主題を巡る考察(2)
    18 補論 多様な肖像世界-「明慶上人像(披講像)について」)

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