本/雑誌
教育における「政治的中立」の誕生 「教育二法」成立過程の研究
藤田祐介/著 貝塚茂樹/著
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発売日 | 2011/12/08 発売 |
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商品説明
1954(昭和29)年、教育界に激震が走った。学校での「偏向教育」是正を目的とした「教育二法」が制定されたのである。東西冷戦が続くなか、「山口日記事件」をきっかけに、教育の政治的中立性をめぐる全国的な論争が巻き起こった。論争の舞台は国会に移り、法案として審議されるに至る。その後、教育界においてこの問題は、論争の党派性、イデオロギー対立の象徴として、長らくタブー視されてきた。本書はこの「教育二法」の制定過程を検証し、その歴史的意義を改めて考察する。文部省、日教組、知識人…それぞれの関係者は、何を目指したのか。豊富な史料に基づいた研究成果が、今、明らかになる。
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収録内容
1 | 序章 なぜ、「教育二法」研究か |
2 | 第1章 「教育二法」案の立案過程-国会審議以前における法案作成の経緯について |
3 | 第2章 「教育二法」と中央教育審議会-教育の政治的中立性をめぐる論議の検討 |
4 | 第3章 第一九回国会における「教育二法」の成立過程-衆参両院文部委員会での審議を中心に |
5 | 第4章 「教育二法」制定過程における教育関係団体-日本教職員組合の活動を中心に |
6 | 第5章 教育の政治的中立性をめぐる論議と「世論」-「教育二法」を中心に |
7 | 補章 文相大達茂雄と「教育二法」 |
8 | 資料編 |