商品説明
日中戦争全面化を目前にした昭和12年、とつじょ全国で号外が撒かれた。そこには「暴動」「黒色テロ」「大陰謀」などの文字が躍っていた。農村青年社事件の報道解禁である。心中・身売りなど、疲弊した農村の現状を救うため、若者たちがめざした理想、そして挫折。恐るべき思想検事によるデッチあげ。昭和史上最大といわれるアナキスト弾圧事件の真実に迫る。
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収録内容
1 | プロローグ 農村青年社事件とは? |
2 | 第1章 昭和初期のアナキストたち |
3 | 第2章 農村青年社がめざしたもの |
4 | 第3章 資金獲得という挫折 |
5 | 第4章 序幕となった無政府共産党事件 |
6 | 第5章 デッチあげの構図 |
7 | 第6章 法廷での人間模様 |
8 | 第7章 政治裁判の実態 |
9 | エピローグ 戦時下・彼らはどう生きたか |