商品説明
"第七芸術"の誕生から一世紀余。映像、言葉、音楽の混在するこの表現を独自の手法で操り、生きた思想を躍動させた作家の中から、今後もいわば映画の原典として、何度も古典の書物を読み返すように、注意深く読み直されるべき作家と作品を厳選、その鑑賞のポイントを丁寧に解説する。決して懐古ではなく、もっと自由に映画を楽しむために。
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収録内容
1 | 第1章 作家をめぐって("想像力"の映像化-レネの"エクリチュール" |
2 | 反貴族の貴族-ヴィスコンティの映像美学 |
3 | シュルレアリスムとレアリスム合体の妙-フニュエルの描く夢と現実、聖と俗の世界 |
4 | "死"に触発された"愛と生"の詩的映像化-ベルイマンの軌跡 ほか) |
5 | 第2章 作品をめぐって(エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』-"モンタージュ理論"の原点 |
6 | ウェルズ『市民ケーン』-内容・構成・技術の見事な融合 |
7 | パゾリーニ『テオレマ』-現世の"神と悪魔"を性に見る |
8 | デュラス『インディア・ソング』-"狂気の愛"を記録する"異種の映画") |