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商品説明
時期によりその相貌を大きく変えるフーコーの営為の中に、思考の断絶を見る一般の見方に対して、その全時期を貫く「重心を移動させながらの一貫性」を追求したスリリングな研究。フーコー自身の発言を手がかりとした全テキストの精細な検証を通じ、各時期の焦点をなす知・権力・主体化という三要素の探求は同時に、人間の実存を構成する諸要因を変容に導く「実践的批判」の行使であることを明示し、フーコー哲学の真髄に迫る。
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収録内容
1 | 第1章 人間学の問題圏(古典主義時代のエピステーメー |
2 | 近代のエピステーメー |
3 | 有限性の形而上学) |
4 | 第2章 規律権力・人間諸科学・主体性(権力の分析論-問題の所在 |
5 | 規律権力の形成過程(刑罰と社会秩序 |
6 | 資本主義社会の秩序) |
7 | 監獄の失敗と人間諸科学の形成 |
8 | 他者認識の権力-真理の現実化(1) |
9 | 自己認識の権力-真理の現実化(2)) |
10 | 第3章 生物権力と主体性(生物権力の問題圏 |
11 | カンギレムと生物権力 |
12 | 生物権力と自然性 |
13 | フーコーの哲学的企図) |