著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
北東アジア情勢はいまだ冷戦構造を脱していない。南北が対峙するホットポイント朝鮮半島。日本を敵視しつづける北朝鮮。日本に軍事的脅威を及ぼしつつある中国、ロシア。一方で日米同盟は揺らいでいる。これほどの大国・日本はなぜ、近隣諸国の恫喝に有効な手を打てないのか。国際社会では通用しないマヤカシの「専守防衛」にしがみつき、不毛な安全保障論議をつづけ、国防についての国民の総意が形づくられていないからだ。戦史・地理・国力という公正なモノサシを当て、日本の防衛をめぐる10の問題点を検証。もっとも賢く日本を守る方法を示し、真の国軍建設への決意を促したリアルな国防論。
関連記事
収録内容
1 | はじめに 「下敷きと物差し」を持った国防論を |
2 | 第1章 守りにくい日本の国土-専守防衛が成り立つと信じる怪 |
3 | 第2章 最も有効な島嶼防衛構想とは-玉砕の島が残した教訓を忘れる怪 |
4 | 第3章 核武装することなく侵略を防ぐには-多国に脅威を与えない抑止力の怪 |
5 | 第4章 アメリカの戦争に巻き込まれるという杞憂-固有の集団的自衛権を自ら放棄する怪 |
6 | 第5章 存在意義を見失いつつある武装集団-本格的な侵略事態に備えない怪 |
7 | 第6章 はぐらかしに終始する防衛構想-「動的防衛力」なる言葉が飛び出す怪 |
8 | 第7章 防衛力はこうして算定された-根拠なき数字に縛られる怪 |
9 | 第8章 困難な統合運用と連合作戦-連合を表面に出さず共同を装う怪 |
10 | 第9章 戦車と火砲の大幅カットは致命傷-営々とした努力を帳消しにする怪 |
11 | 第10章 真の国軍建設への道-人員と人件費削減ばかりを追求する怪 |
12 | おわりに 戦後の蓄積を帳消しにしてはならない |