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商品説明
統帥権を干犯した賊を排し、陸軍を維新せしめるという志をいだきながら、なぜ青年将校たちは自ら統帥権を踏みにじる行動を起こしたのか。皇道派の中心人物、真崎甚三郎大将や首謀将校らと実際に面会、捜査にあたった一憲兵が、その背後に連なる思想、人物にまで言及し、かずかずの疑問をはらんだ事件を読み解く。
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収録内容
1 | 第1章 けっ起の謎(昭和クーデターの解けぬ謎 |
2 | 臆測を生むその背後関係 |
3 | 青年将校「一挙」思想の展望とけっ起の真意 |
4 | 無謀、無計画のけっ起か |
5 | 身にしみついていた「改造法案」) |
6 | 第2章 派閥抗争か粛軍か(軍の派閥 |
7 | 軍中央部における指導権争い |
8 | 派閥抗争から粛軍へ) |
9 | 第3章 けっ起行動における疑問(不法出動と統帥権の蹂躪 |
10 | 過大兵力の使用と殺戮の残虐性 |
11 | けっ起における同志関係 |
12 | 青年将校運動) |
13 | 第4章 事件鎮定における疑惑(怪奇、混迷の軍首脳部 |
14 | 皇道派巨頭の動き |
15 | 説得案という大臣告示 |
16 | 警備隊への編入は謀略か |
17 | 下達されなかった奉勅命令 |
18 | 叛乱か反乱か) |
19 | 第5章 暗黒裁判(軍法会議の黒い影 |
20 | 北、西田は首魁だったのか |
21 | 北、西田は首魁だったか |
22 | 真崎大賞の無罪に疑いあり) |