商品説明
中国美術の至宝「清明上河図」とその時代を多角的観点から徹底検証。後世の画巻美術に与えた影響を考察するとともに、「政治的に無能で国民の怨嗟の声をあびた」とされる皇帝徽宗の評価を再検討する。『「清明上河図」をよむ』の続編。
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収録内容
1 | 第1部 徽宗-都市と芸術の開拓者(清明上河図の背景-都市と町の経済 |
2 | 清明上河図と、北宋(九六〇‐一一二七)東都(開封)のテキスト地理学 |
3 | メディアとしての都城空間と張擇端『清明上河図』-五代北宋における政治文化の変遷のなかで |
4 | 芸術と政治-徽宗の絵画 |
5 | 徽宗朝の開封の建築計画 |
6 | 清明上河図と蘇軾の芸術論 |
7 | 天を観て民に示す-王安石学派易学初探) |
8 | 第2部 清明上河図-風俗画の伝承と拡散(仇英筆清明上河図と云われる図巻に就いて |
9 | 張擇端「清明上河図巻」(北京故宮博物院)の絵画史的位置 |
10 | 張擇端「清明上河図」とその影響力-仇英「清明上河図」から「姑蘇繁華図」、「乾隆南巡図巻」まで |
11 | 晩明『清明上河図』考-その都市性をめぐって |
12 | 東アジアにおける都市図と風俗画-「清明上河図」と近世日本絵画) |
13 | 第3部 描かれぬものと描かれたもの-継承される画巻に時代をみる(画巻に民俗をよむ |
14 | 画巻に時代をよむ-『残冬京華図』へのみち) |