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商品説明
メルヴィルの諸作品を、空間(地理・場所)と時間(歴史)のなかに置き、彼の描くアメリカ社会とプラネタリなヴィジョンを反帝国主義的、あるいはポストコロニアルな視座から解明する。
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収録内容
1 | 第1部 メルヴィルとアメリカ(メルヴィルと現代-白と黒を基軸として |
2 | メルヴィルの多文化主義とグローバリゼーション |
3 | 幻想の白人優越主義-メルヴィルと黒人差別 |
4 | ナンタケットからの舟出-初期アメリカの捕鯨業と『白鯨』 |
5 | 北東部田園地帯の向こう側-『ピエール』における自己探求 |
6 | ニューヨークでの緑の休息-「書記バートルビー」 |
7 | 独立戦争と「ルースレス・デモクラシー」-『イズラエル・ポッター』 |
8 | 中間地帯のアメリカ人『信用詐欺師』と社会的背景 |
9 | 「歴史的悲劇」としての南北戦争-『戦争詩集』) |
10 | 第2部 メルヴィルと旧世界(『レッドバーン』における父と子 |
11 | 旧秩序への依存とそこからの離脱-ポストコロニアリズムと『ビリー・バッド』) |
12 | 第3部 メルヴィルと周縁の世界(アメリカを超えて)(南海の風景-三位一体のかなた |
13 | 『タイピー』と文学市場 |
14 | 『クラレル』におけるオリエンタリズム |
15 | メルヴィルによる楽園の摸索に見られる西洋と東洋の対話 |
16 | メルヴィルの新しい荒地観 |
17 | 『雑草と野草、一本か二本のバラと共に』における自然と楽園回復) |