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商品説明
「国語」は概念として、いつ、どのように形成されたのか。明治期日本の国家統合の要として創出されたのが「国語」であるならば、それをめぐっていかなる言語認識が展開されていたのか。本書は「国語」とそれをめぐるイデオロギーのせめぎ合いの軌跡を上田万年、保科孝一らの言語思想を軸に克明に跡づけつつ「国語の思想」の内実に迫る画期的な言語思想史。
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収録内容
1 | 「国語」以前の日本語ー森有礼と馬場辰猪の日本語論 |
2 | 第1部 明治初期の「国語問題」(国字問題のゆくえ |
3 | 言文一致と「国語」 |
4 | 「国語」の創成) |
5 | 第2部 上田万年の言語思想(初期の上田万年 |
6 | 「国語と国家と」 |
7 | 「国語学」から「国語政策」へ) |
8 | 第3部 国語学と言語学(忘れられた国語学者保科孝一 |
9 | 国語学史をめぐって |
10 | 国語の伝統と革新) |
11 | 第4部 保科孝一と言語政策(標準語の思想 |
12 | 朝鮮とドイツ領ポーランド |
13 | 「同化」とはなにか |
14 | 満州国と「国家語」 |
15 | 「共栄圏語」と日本語の「国際化」) |