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商品説明
東西の思想を通しての「聖霊」探究。聖書におけるルーアッハ(神の霊、風)やプネウマ(聖霊、息吹き)は、三位一体論を超えていかに語りえるのか。旧約・ヘブライ思想(預言者、レヴィナス)や新約・キリスト教思想(イエスの受難)、東洋の神秘思想、根源悪などを鑑みながら考究する。
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収録内容
1 | 第1部 ヘブライ・旧約的霊感(ルーアッハ)に拠る他者の地平(預言者ーその根源 エヒイェ(脱在)・ルーアッハ(プネウマ)・ダーバール(言即事)の三一的相互関係 |
2 | 存在の撹乱から他者"顔"の地平へーE.レヴィナスの語り |
3 | 他者相生をめぐるヘブライ的解釈学とルーアッハー気(ルーアッハ)、psychisme,inspiration) |
4 | 第2部 新約的霊感(プネウマ)に拠る他者の地平ーアウシュヴィッツ・ヨハネ・想起の証し(現代において証し・証言するということーヨハネによる福音書のパラクレートス論とアウシュヴィッツ証言論を手がかりに |
5 | 他者の可能的地平とプネウマ(霊)-アウシュヴィッツのショアー(絶滅)とイエスのショアーへの証しをめぐって) |
6 | 第3部 後天開闢的火(気、霊風)からプロメテウスの火へ(水雲崔済愚の神秘体験ー東学農民運動の根源(至気・侍天主)から現代の共生へ |
7 | プロメテウスの火とプネウマの火) |