著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
最底辺に位置づけられ賎民として捉えられた人々が、社会構造の変容の中でどのように存在していったのか。著者は「東大寺奴婢帳」や「観世音寺奴婢帳」等、八世紀の資料をもとにその実態を克明に追い、最下層の視点から社会全体の解明をはかる。
関連記事
収録内容
1 | 序章 賎民史研究の視角(賎民史研究の捉え方と課題 |
2 | 日本古代の奴婢についてー"家人的形態"ということ) |
3 | 第1章 東大寺奴婢帳の研究(官奴司の東大寺への貢進 |
4 | 東大寺の奴婢集積ー諸国買取貢進奴婢と寺家買取奴婢 |
5 | 大宅朝臣可是麻呂の貢賎について) |
6 | 第2章 地方における賎民の展開(戸籍・計帳に見る大規模家族の奴婢集積 |
7 | 古代村落における階層分化についての一考察 |
8 | 観世音寺の奴婢について) |
9 | 終章 日本古代の賎民 |