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商品説明
有名芸術家の名作はもとより、版画や挿絵、広告や記念碑に至るまで、美術作品が、何のために、どのように描かれてきたかーそれが「イメージの歴史」だ。ここではさまざまな学問領域を自由に往来し、ポスト・コロニアル的かつジェンダー的な視線で従来の美術史を書き換える。絵画と社会のかかわりや画像の解釈方法などの理論を踏まえ、さらに西欧文化が繰り返し描いてきたイメージにメスを入れ、その精神的・社会的な背景を明らかにする。レイプを描き続けたのはなぜか、新しい政治形態はどのような画像を生んだかー人間の想像力に新たな光を当てる美術史の誕生。
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収録内容
1 | 序ー「イメージの歴史」とは |
2 | 理論編(新しい美術史の理論 |
3 | イメージ生産の目的 |
4 | イメージ解釈の方法 図像のコード |
5 | イメージ解釈の方法 表現様式) |
6 | 実践編(カノン(正典)の成立 古代社会のイメージと心性 |
7 | 中世西欧のイコン 聖母像 |
8 | ギリシャの復活 ルネサンスの公共彫刻 |
9 | 女性英雄をめぐる問題 |
10 | フランス革命と公共彫刻 |
11 | フランス革命と民衆 |
12 | 自由の女神ーアメリカのイメージ |
13 | 十九世紀ナショナリズムと植民地への視線 |
14 | ファシズムのプロパガンダと古代のカノン |
15 | 二〇世紀の日本ー東京の公共彫刻) |