本/雑誌
同時代史 (ちくま学芸文庫)
タキトゥス/著 國原吉之助/訳
1760円
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発売日 | 2012/03/09 発売 |
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商品説明
暴帝ネロの自殺後、ローマ帝国に泥沼の内乱が勃発した。各地の総督がその配下の軍隊に担がれて、次々と皇帝となったのである。紀元69年1月1日、ゲルマニア軍のウィテッリウスは、ヒスパニア総督であった元首ガルバに叛旗を翻す。アレクサンドリア軍からは、ウェスパシアヌスが皇帝として奉戴されていた。その結果、多くの市民の血が流れ、三人の皇帝が斃れた。そこには、人間の欲望が絡みあい、殺戮、陰謀、裏切りなど、凄まじい政争が繰り広げられた。本書は、希代の歴史家タキトゥスが、この同時代の壮大な歴史ドラマを、臨場感溢れる雄渾な筆致で記録したローマ史の大古典。
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収録内容
1 | 序 |
2 | ローマ帝国の状況 |
3 | ガルバとピソの養子縁組 |
4 | オトの叛逆 |
5 | ガルバの抵抗と最期 |
6 | ゲルマニア軍の蜂起とウィテッリウスの擁立 |
7 | ウィテッリウス派の将兵、イタリアへ進撃開始 |
8 | オトと首都と属州 |
9 | 首都の不穏な気配 |
10 | オトの出陣〔ほか〕 |