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境界域からみる西洋世界 文化的ボーダーランドとマージナリティ (MINERVA西洋史ライブラリー)
田中きく代 中井義明 朝治啓三 高橋秀寿
4180円
ポイント | 1% (41p) |
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発売日 | 2012/03/16 発売 |
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商品説明
歴史上の境界は、単なる「線」ではなく、調停や融和を醸成する要因を含む「空間」であるー。地理的な空間を超え、様々な人、言語、文化、経済などが混じり合う「文化的ボーダーランド(境界域)」。本書は、古代から現代にいたる西洋世界の歴史のなかで、新たな文化の起点となってきたボーダーランドを取り上げ、歴史研究への複層的アプローチを試みる。
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収録内容
1 | 文化的ボーダーランドとマージナリティ |
2 | 第1部 辺境としての境界域(海軍工廠都市ロシュフォールの誕生ー近世フランス海軍成立史のひとこま |
3 | 英国コーンウォールにおける海難の近代史ージョン・ブレイ翁の『回想録』(一八三二年)を読む ほか) |
4 | 第2部 内なる辺境としての境界域(ドイツ第二帝政下のポーゼンー境界域における諸民族の相克と共生 |
5 | 中世末期ロンドンの娼婦たちーロンドン郊外サザクの娼館条例を読む ほか) |
6 | 第3部 文明・帝国・民族の交差点としての境界都市(東西世界のはざまとしてのミレトスーある境界都市の歴史 |
7 | 中世英仏関係にみる境界都市ボルドーーワインと平和 ほか) |
8 | 第4部 表象される境界域(冷戦の境界ベルリンの空間形成ー国民をつくる空間 |
9 | アテナイ市民の自覚と美術表現ー民主政成立期における陶工の意識変化 ほか) |
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