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商品説明
伊勢神宮には二つの顔がある。一つは、伊勢地域に実際に存在する地域神社としての顔。もうひとつは、中央政権が構想した、天照大神がいるとされる国家的存在としての顔だ。両者をつなぐ存在が天皇の代わりに神宮を奉斎する斎王であった。伊勢と天皇はなぜ、いかにして結びついたか。中央政府にはどんな思惑があったのか。政治の変動に翻弄され斎宮が衰えゆくなか、神宮はいかなる変容を遂げ、現在に至るのかー。王権・神官・斎王という三者の関係から、伊勢神宮とは何かを問いなおす。
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収録内容
1 | 都の動き1・国家が定義した「伊勢神宮」ー『伊勢太神宮式』を読む |
2 | 伊勢の動き1・伊勢地域の神としての「伊勢神宮」ー『儀式帳』を読む |
3 | 伊勢の動き2・斎王の存在感ー『延喜斎宮式』を読む |
4 | 都の動き2・奈良時代の伊勢神宮 |
5 | 伊勢の動き3・斎宮の大改革 |
6 | 都の動き3・神祇氏族、大中臣氏の成立 |
7 | 伊勢の動き4・伊勢国は誰のものか |
8 | 都の動き4・神宮と新しい時代の神々 |
9 | 『太神宮式』と『儀式帳』 |
10 | 連動する都と伊勢1・揺らぐ国家、変わる神宮 |
11 | 末法の世の斎宮 |
12 | 神宮、中世へ |
13 | 神宮の歴史を洗い直すーまとめとして |
14 | "プレ「都の動き」"・改めて古代史料を読み直す |
15 | "プレ「伊勢の動き」"伊勢神宮前史 |
16 | 律令国家は何を夢見たか |
17 | 伊勢神宮とは |