商品説明
在日済州人をインターローカル(間地方的)な内なる視点から捉え直し、その移動と交流の過去と現在を問う。合わせて、琉球弧の島々の周辺地域との交流史も取り上げ、島の目線で東アジアにおける人の移動と交流の構図を描く。
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収録内容
1 | 第1部 人の移動と韓国人(韓国人の移動をめぐる状況論と文化的要因 |
2 | ディアスポラとグローバリズムの民流学ー「コリアン」移民をみる二つの立場 |
3 | 在日済州人の生活と精神 |
4 | 済州島のダン(堂)と壱岐島のお堂ー東シナ海域における共有化されている文化と「カミ」) |
5 | 第2部 関西の在日済州島人(済州の人々の生活世界における「日本」 |
6 | 在日済州島人の移動と生活ー解放前後を中心に |
7 | 第二次大戦後における済州島民の日本への「密航」について |
8 | 在日済州島出身者と学校教育ー口述記録の検討から |
9 | 日帝下在済州人の形成と移住史的意味) |
10 | 第3部 済州文化の諸相(済州島の生態文化 |
11 | 済州潜嫂(海女)の漁撈文化ー自然や神との人間の交換関係とその変化 |
12 | 済州島一村落におけるクェンダン関係の変化ー一九世紀から二〇世紀の戸籍中草を通して |
13 | 済州島における村落共同体祭儀の現代的意義ー納邑里の「〓祭(ポジェ)」を中心として |
14 | 済州と琉球の神話比較ー『おもろさおうし』を中心に) |
15 | 第4部 琉球弧の間地方交流史(琉球列島と韓半島ー物質文化交流・交易システムの解明 |
16 | 東アジアの稲作の拡散と人の移動 |
17 | 移動と漂流史料における民族の接触と文化の類縁関係ー与那国島と台湾 |
18 | 薩摩侵攻と奄美の文化変容 |
19 | 沖縄最初の韓国人慰霊碑青丘之塔) |
20 | 第5部 近距離移動を考える(韓国における都市化と人の移動ー首都圏北西部の新都市開発を中心に |
21 | 済州道における人口移動の実態と特徴ー二〇〇〇年以降の道内移動を中心に |
22 | 奄美大島大和村における人口移動) |