著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
今、「自己」は大きな岐路に立たされている。「自己」が最も輝いていた近代(モダン)は終焉し、危険を孕みつつ必要とされた青年期もその役割を終えた。「自己」はこの先、どこへ向かうのだろうか。心や意識の起源に遡り、言語や神話の意味を読み解きながら、メランコリー、スキゾフレニアなど臨床での知見を踏まえ、深い思考を紡いで到達したポストモダンの精神病理学。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 〇・五秒の闇ーいかにして意識は立ち上がるのか |
2 | 第2章 世界が割れ、自己が生まれるーまなざしの到来 |
3 | 第3章 言語のみる夢ー他者の呼びかけ |
4 | 第4章 ピュシスとノモスーはじめに何が廃棄されたのか? |
5 | 第5章 モダンとは何かー個の系譜学 |
6 | 第6章 メランコリーー死せる母 |
7 | 第7章 スキゾフレニアー最後に起源が目覚める時 |
8 | 第8章 さまよえる自己 |