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商品説明
人間実存の意味を、美女を描く浮世絵師の如く、冷静に、きめ細かく、ときに大胆にときに大笑いし、涙を胸に秘め、じっと見るべきものは毛髪一本も見逃すことなく描いた。西鶴、平山藤五の言語宇宙を、その言葉の力のすばらしさを、生活語、民俗、言業などに分けて実証的に考察する。
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収録内容
1 | 1 西鶴を考察する視座(西鶴の描いた十七世紀の人と社会 |
2 | 西鶴と戯作執筆の意図 ほか) |
3 | 2 西鶴、新文章の創始と方法(創作の秘訣 |
4 | 語り・咄しの文態 ほか) |
5 | 3 西鶴とその言語宇宙(近代語の創造者ー相鑰から悪知恵まで |
6 | 民俗の記録者ー大原の雑魚寝~風の神おくり ほか) |
7 | 4 西鶴の心のうちを語る"掌中小説"(男地蔵 |
8 | 白か黒か ほか) |
9 | 余論 江戸俗字の解読と検証ー西鶴作品を中心に |