商品説明
名門の家柄である大伴氏の族長で、家持の父でもある。『万葉集』におよそ七十首の歌を残すが、それらはいずれも還暦を過ぎてからの詠である。赴任先の大宰府で妻を亡くす悲痛を越えても、実年齢を感じさせない、瑞々しい感性が旅人の歌には溢れている。
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収録内容
1 | 昔見し象の小河を |
2 | 橘の花散る里の |
3 | うつくしき人の纒きてし |
4 | 世の中は空しきものと |
5 | 竜の馬も今も得てしか |
6 | やすみしし吾が大王の |
7 | いざ児等香椎の潟に |
8 | 隼人の瀬戸の磐も |
9 | 湯の原に鳴く蘆鶴は |
10 | 君がため醸みし待酒〔ほか〕 |