Yawara! 18 (小学館文庫)

祖父・滋悟郎の指導を受けた柔道の天才少女・猪熊柔がオリンピックの金メダルと国民栄誉賞、そして日本スポーツ界のスーパースターになることを目指す!?
柔道48kg以下級は柔とマルソーの一騎討ちとなる。また、柔をめぐる恋愛模様がいよいよクライマックスに。松田は加賀に自分の正直な気持ちを告白し、風祭は半ば強引にさやかと結婚させられてしまう。

<あらすじ>
バルセロナ五輪・女子柔道48kg以下級、柔と並ぶ優勝候補の一角だったEUNのフルシチョワは、まさかの1回戦敗退を喫する。フルシチョワを破ったのは、フランスの無名選手・マルソー。彼女は虎滋郎の指導のもと、柔に匹敵する一本背負いを身につけて大会に臨んだのだ。一方、松田は誘拐された加賀を救出しようと、犯人たちの隠れ家に踏み込もうとしていた……(第1話)。

<登場人物>
猪熊柔(柔道の天才的な才能を持つ女の子。鶴亀トラベルのOL)、松田耕作(柔を追い続ける日刊エヴリー記者。柔に想いを寄せている)、猪熊滋悟郎(柔の祖父。過去に柔道全日本選手権を5連覇した強者)、本阿弥さやか(柔のライバル。本阿弥グループの令嬢)、風祭進之介(元さやかのコーチ。柔に想いを寄せている)
猪熊虎滋郎(柔の父。さやかを鍛えた後、フランスに残留)、加賀邦子(日刊エヴリーのカメラウーマン。松田に一方的に好意を持っている)、マルソー(フランスの女子柔道代表選手。虎滋郎の徹底したコーチを受け、柔の新たなライバルとして登場)