本/雑誌

川と国土の危機 水害と社会 (岩波新書 新赤版 1387)

高橋裕

770円
ポイント 1% (7p)
発売日 2012/09/22 発売
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仕様

商品番号NEOBK-1355139
JAN/ISBN 9784004313878
メディア 本/雑誌
販売岩波書店
ページ数 191

商品説明

東日本大震災は、臨海地域の開発に依存してきた近代日本への警告である。無思慮な開発は国土の脆弱性を増し、大水害の危険度は増大している。一方、人々は防災を行政に依存するあまり自助の意識が薄れ、災害の可能性すら考えない。水源地の森林から河口の海岸まで、川の流域全体を統一した保全思想と、防災立国の構想が必要だ。

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    収録内容

    1 序章 気候変動と水害
    2 第1章 社会とともに変わる川(日本の治水
    3 水害は社会現象
    4 無思慮な開発
    5 歴史記録に学ぶ)
    6 第2章 川にもっと自由を(堤防という文化
    7 信濃川の分水とその後遺症
    8 河床の土砂
    9 河川事業に伴うマイナスの影響)
    10 第3章 流域は一つ―水源地域から海岸まで(国土インフラとしての森林と地下水
    11 ダムにより水没する人々
    12 いま平野を水害が襲ったら
    13 海岸の逆襲)
    14 第4章 川と国土の未来(文明と災害
    15 ハード対策の限界と新しいソフト対策
    16 災害文化の復活
    17 水害激化に備える国づくり
    18 景観の劣化の意味するもの)

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