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日本小説技術史

渡部直己/著

3740円
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発売日 2012/09/28 発売
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仕様

商品番号NEOBK-1358472
JAN/ISBN 9784103860020
メディア 本/雑誌
販売新潮社
ページ数 569

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

『八犬伝』や『金色夜叉』の作品構成を支えた「偸ち聞き」の技術とは?『たけくらべ』の美登利の心変わりにおける「突然」と「偶然」の相違とは?『破戒』の「告白」は、作中の「描写」といかなる技術関係を結んだか?『道草』の夫婦の気持の齟齬は、どのような文章技術によって描かれたか?『あらくれ』のお島を「あらくれ」娘に作り上げた創作技術のポイントは?『第七官界徂徨』のしぐさ描写で見えてくる「新感覚」の技術世界とは?名作の創作技術を著者ならではの緻密な豪腕で論じ、小説の読み方の根幹を築いた代表作。

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    収録内容

    1 序文 「日本小説技術史」にむけて
    2 第1章 「偸聞」小説の群れ―馬琴「稗史七則」と逍遙・紅葉
    3 第2章 二種の官吏小説―二葉亭四迷『浮雲』と森鴎外「ドイツ三部作」
    4 第3章 「突然」な女たち―樋口一葉の裁縫用具
    5 第4章 「自然」を見る・嗅ぐ・触る作家たち―独歩・藤村・花袋・泡鳴
    6 第5章 反りの合わぬ夫婦たち―夏目漱石のフォルマリズム
    7 第6章 志賀直哉の「コムポジション」と徳田秋声の「前衛小説」
    8 第7章 妄想のメカニズム―芥川龍之介と競作者たち
    9 第8章 「文」はどのように「人」めくのか?―鴎外の「史伝」と谷崎の「古典回帰」
    10 第9章 男たちの「格闘」に「女の子」の仕草を添えて―横光利一・尾崎翠

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