著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
“人間中心主義”から“生物圏平等主義”への転換を目指した生命共産国家は、なぜホロコーストに行き着いたのか?ナチス農本主義とシュタイナー農法の生命観を、日本を含む同時代史のなかで捉えなおし、真のエコロジーとは何かを探る。
関連記事
収録内容
1 | プロローグ 「人間中心主義」から「生物圏平等主義」へ |
2 | 第1部 生成一九二四~一九三三(「バイオ・ダイナミック農法」の誕生と展開―ドイツ・ブレスウラ 一九二四年 |
3 | 「インドール方式」の誕生と展開―イギリス領インド 一九二五年 |
4 | 「農民と自然の関係」をナチスはどう捉えたか?) |
5 | 第2部 混淆一九三四~一九四一(緑色の第二革命 |
6 | 生命法則 |
7 | バイオ・ダイナミック農法の実践者たち |
8 | 総力戦と土壌(戦中編) |
9 | ロシア、この「偉大なる農民の国」―モータリゼイションをめぐって |
10 | ナチ農政に対する農民たちの反発 |
11 | ダレー、バイオ・ダイナミック農場へ) |
12 | 第3部 変容一九四一~一九四五(有機農業と植民地主義―再生産される故郷、“生命空間” |
13 | 強制収容所における有機農業―ドイツ栄養・食糧研究所 |
14 | 同時代の小農主義―ソ連、満洲、北海道) |
15 | エピローグ 「ナチス・エコロジズム」とは何か? |