著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
特定の場において詠じられる歌は、個人的な感情とは別に、儀礼性に即した表現形式を必然とするが、歌集という統一性のある作品となる際、歌人の記憶や感慨において意味付けられ、再び選択・配列される。新たな原理に基づき編纂されたという視点から『紫式部集』を読み直す。
関連記事
収録内容
| 1 | 第1章 『紫式部集』歌の場と表現(『紫式部集』冒頭歌考―歌の場と表現形式を視点として |
| 2 | 『紫式部集』歌の場と表現―いわゆる宮仕期の歌の解釈について |
| 3 | 『紫式部集』における女房の役割と歌の表現) |
| 4 | 第2章 『紫式部集』の表現(紫式部の表現―宣孝の死をめぐって |
| 5 | 『紫式部集』の地名―旅中詠考 |
| 6 | 『紫式部集』「数ならぬ心」考) |
| 7 | 第3章 『紫式部集』和歌の配列と編纂(『紫式部集』における和歌の配列と編纂―冒頭歌と末尾歌との照応をめぐって |
| 8 | 『紫式部集』離別歌としての冒頭歌と二番歌 |
| 9 | 話型としての『紫式部集』) |
| 10 | 第4章 『紫式部集』の研究史 |
