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商品説明
『日本書紀』などの六国史に散見される「渡嶋」「越度嶋」の比定地は、北海道なのか。「上・下」「前・後」の地名の付け方は、すべて大和朝廷を中心としたものなのか。従来の研究者が何ら疑問を持ってこなかったこれらの地名には、何が隠されているのか。本書では、多元史観(古田武彦)を視座として、地名の謎を徹底的に調査することで、古代日本の新たな姿を提示する。
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収録内容
1 | 第1部 渡嶋と粛慎―渡嶋は北海道ではない(渡嶋と蝦夷 |
2 | 渡嶋の比定地 |
3 | 「渡」の地名遺称 |
4 | 『日本書紀』記載地名の比定地 |
5 | 『日本書紀』の粛慎) |
6 | 第2部 「上・下」「前・後」の地名考―地名にみる多元的古代の証明(『和名類聚抄』にみる「上・下」「前・後」 |
7 | 北涯の地の「上・下」―蝦夷地(北海道)上之国・下之国の地名由来) |
8 | 「江差追分」モンゴル源流説の一考察―『東日流外三郡誌』・『北斗抄』(和田家史料)が物語る |