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商品説明
律令国家がその支配層である皇族・貴族、官人に支給した、運営上必要不可欠な給与制はどのような機能をはたしたのか。唐の律令制を参考としつつ、独自の改変を経て成立した、古代給与制の特質と変遷を考察。給与制総体の意義、官僚制的な関心に立った歴史的解釈、給与が授受される過程の解明など、政治的な分析から国家における給与制の意義を描く。
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収録内容
1 | 日本古代給与制研究の回顧と展望 |
2 | 第1部 日本古代給与制の成立と展開(律令俸禄制と賜禄儀 |
3 | 賜禄儀の参加者をめぐって |
4 | 禄令1給季禄条と古代官僚制 |
5 | 付論1 馬料の性格についての覚書 |
6 | 付論2 唐代職事官に対する給禄基準をめぐる覚書) |
7 | 第2部 日本古代給与制と皇親(長屋王家木簡と食封制 |
8 | 皇親時服料とその変遷 |
9 | 皇親給禄の諸問題) |
10 | 第3部 日本古代給与制における饗宴と禄(『延喜式』からみた節会と節禄―「賜」の考察 |
11 | 大臣大饗と親王 |
12 | 大臣大饗管見―宮司内儀礼としての饗宴と禄) |
13 | 第4部 日本古代給与制の変容(平安時代の給与制と位禄 |
14 | 古代・中世貴族の給与制変貌観) |
15 | まとめと課題 |