千駄木の漱石
森まゆみ/著
森まゆみ/著
商品説明
いたちが跋扈し、木々の葉がそよぎ、泥棒が忍び足で入り、先生は石油ランプの下で執筆した。―イギリス留学より帰国後、一高・帝大への徒歩通勤、『吾輩は猫である』の予想外の反響、次々に押し寄せる災難など、明治の千駄木と漱石の暮らしを描き出す。
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収録内容
1 | 1(明治の借家事情 |
2 | 「偏鄙にて何の風情もこれなく―」 ほか) |
3 | 2(子規と漱石―松山にて |
4 | 「転居せんと思うがよき家はなきか」―野村伝四と野間真綱 ほか) |
5 | 3(牡蛎的生涯 |
6 | 雁の肉、猪の肉―食いしんぼうの漱石 ほか) |
7 | 4(鈴木三重吉の手紙一件 |
8 | 「死んでいい奴は千駄木にゴロゴロ」 ほか) |