商品説明
「従軍慰安婦」の存在は周知のものだったにもかかわらず、一九九〇年代の当事者による告発まで、なぜ彼女らの存在は「見えて」いなかったのか。「慰安婦」問題がつきつけるすぐれて現代的な課題を、フェミニストとして真正面から論じ話題となった著書に、戦争・国家・女性・歴史にかかわるその後の論考を加えた新編集版。
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収録内容
1 | 1 『ナショナリズムとジェンダー』(国民国家とジェンダー |
2 | 「従軍慰安婦」問題をめぐって |
3 | 「記憶」の政治学) |
4 | 2 戦争の憶え方/忘れ方(国を捨てる |
5 | 今もつづく「軍隊と性犯罪」 |
6 | 沖縄女性史の可能性 |
7 | 戦争の憶え方/忘れ方) |
8 | 3 その後の「従軍慰安婦」問題(記憶の語り直し方 |
9 | 「民族」か「ジェンダー」か?―強いられた対立 |
10 | アジア女性基金の歴史的総括のために) |