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商品説明
さまざまな「価値」がぶつかり合う、現代の自由社会。その結果、数々の難問が私たちの前に立ちはだかっている。金融危機、中央銀行のあり方、格差と貧困、知的独占の功罪、自由と平等のバランス、そして人間にとって正義とは、幸福とは―。本書は、経済学の基本的な論理を解説しながら、問題の本質に迫る。鍵を握るのは「制度」の役割である。デモクラシーのもとにおける経済学の可能性と限界を問い直す試み。
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収録内容
1 | 第1部 自由と責任(税と国債―ギリシャ危機を通して見る |
2 | 中央銀行の責任―なぜ「独立性」が重要なのか |
3 | インフレーションの不安―貨幣は正確には操作できない) |
4 | 第2部 平等と偶然(不確実性と投資―「賭ける」ことの意味 |
5 | 貧困と失業の罠―その発見から現在まで |
6 | なぜ所得格差が問題なのか―人間の満足度の構造 |
7 | 知識は公共財か―学問の自由と知的独占 |
8 | 消費の外部性―消費者の持つべき倫理を考える) |
9 | 第3部 中庸と幸福(中間組織の役割―個人でもなく国家でもなく |
10 | 分配の正義と交換の正義―体制をいかにデザインするか |
11 | 経済的厚生と幸福―GDPを補完するもの |
12 | 経済学に何ができるか) |