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三島由紀夫作品に隠された自決への道 (祥伝社新書)

柴田勝二/〔著〕

902円
ポイント 1% (9p)
発売日 2012/11/28 発売
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仕様

商品番号NEOBK-1376061
JAN/ISBN 9784396113001
メディア 本/雑誌
販売祥伝社
ページ数 283

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

1970年11月25日、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決を遂げた三島由紀夫。その理由を巡っては様々な解釈が試みられてきたが、どれも十分とはいえない。それは表現者としての三島と、実行者としての三島との関連を解き明かしていないからである。だが、その答えは、生涯にわたる三島の作品の中にあった。戦後日本への期待を裏切られ、次第に批判を強めていくなかで、三島はさらに、もはや“神”ではなくなった昭和天皇を否認し、代わって自身を“神”としようとするに至った。『潮騒』から『豊饒の海』まで、一連の作品を読み解くことを通して、三島の自決への軌跡をダイナミックに浮かび上がらせる。

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    収録内容

    1 第1章 三島の自決はどう捉えられてきたか―否定から共感へ
    2 第2章 物語を動かす「他動的な力」―『潮騒』における日本回帰
    3 第3章 「教育的」な放火―『金閣寺』と対米従属批判
    4 第4章 不在の家長たち―『鏡子の家』と“天皇”の表象
    5 第5章 現実への断念と彼岸への超出―『サド侯爵夫人』と戦後日本批判
    6 第6章 「みやび」としてのテロリズム―二・二六事件と『春の雪』
    7 第7章 世界を存在させる「流れ」とは―『豊饒の海』の転生とアーラヤ識
    8 第8章 “神”となるための決起―『天人五衰』と一九七〇年十一月二十五日

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